12月3日の受講者より
歌曲アンサンブル研究会、初の"スペイン歌曲"を取り上げた例会が行われた。
今回は比較的日本で楽譜が手に入りやすいグラナドス、ファリャ、ロドリーゴの作品を谷先生の興味深い解説と的確なアドバイスのもと、演奏された。
谷先生は演奏の合間合間にスペインの歴史や成り立ち、独自の地域性による民謡と音楽の関係など、"スペイン歌曲"を歌うに当たってのポイントを分かりやすくお話しされた。
私はファリャの「7つのスペイン民謡」より4曲歌ったが、ドイツリートやフランス歌曲とは異なった"スペイン歌曲"独特の色彩感や根底に流れるリズムの面白さと、また難しさを谷先生のレッスンの中で味わった。
先生の親しみやすいお人柄もあり、会員からは色々な質問が飛び交い、"スペイン歌曲"がより身近に感じられ、とても有意義な会となった。 (松本清子)
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