例会のあゆみ
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2004年4月7日号

研究会より

新しい年度が始まりました。会のホームページの反響もいろいろ出ています。
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♪ 参加者から ♪
第70回例会
金原礼子氏によるレクチャー公開レッスン
フランス語の詩によるF. LISZTの歌曲を中心に - V. HUGOの詩 - 同詩異曲を加えて

楽譜
この日は、最初にリスト3曲と、その同詩異曲3曲(フォーレ、ラロ)の演奏を聞き比べ、その後先生の話を伺った。
19世紀以降の近代フランス歌曲がドイツ歌曲に比べ、20〜40年遅れたのは、革命の政治的影響であった。
具体的には、断頭台の露と消えたシェニエを始めとする叙情詩人たちの活躍することを阻まれたことや、芸術、文化を庇護する宮廷人が去り、
支えが期待できなくなったからである。
曲目、演奏に関しては、“Comment,” disaient-ils に発想用語でparléとあるのはむしろ“dire”だと思って演奏するようにとの指示があった他、発声に関しては「力まないように」と何度も注意があり、フランス語でものを考えることができなければ、フランス歌曲は歌えないということを言われた。
この企画について、会員のみなさんからの意見、要望がありましたらご連絡下さい。

注)“Comment,” disaient-ils(どうやってと彼らは言った) リスト作曲 ユーゴー詩
   parlé(sprechen 話す) “dire”(sagen 言う)

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